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レイアウトプラン紹介 (準備中)
2017年08月01日 (2)

バックストレート区間ワイド PC レール化完了

[縮小立川駅レイアウト 立川駅〜国立駅付近]週末 (月曜日は休暇だったので 3 連休) は E491 系祭りになっていましたが,間の日曜日は,MicroAce の A-3390 E491 系を入線させただけでなく,久々にじっくりとレイアウトをいじりました.そのひとつがこれ.

2 週間ほど前に,私のレイアウトの 'バックストレート' 1,120m (280mm×4) 分をワイド PC レールに置き換えました.これにより複線間隔の保持が完全なものとなり,直進性が増しました.そこへとつながるカーブはその前に PC レールで高架化しており,その区間とバックストレートとを結ぶ区間 400mm くらいは従来レールのままでした.
せっかくなのでこの区間もワイド PC レールにするとともに,ついでに高架区間もワイド PC レールにしてカント付きにしようかと,資材を発注.久々にレールをたくさん買い込みました.

これらを使って,こんな感じでカーブからバックストレートへの一連の区間のワイド PC レール化が完了しました.これによりバックストレート部分は,従来の 1,120m の直線区間に加え,402.5mm ぶんのワイド PC レール化が進み,外回りの中央線周回は 1,520mm という長大区間のワイド PC レールでの直線が生まれました.10 両編成が収まる長さですね.でもそこに駅は置けそうにありませんが...
カーブ区間は内側が C243,外側が C280 です.残念ながらワイド PC カーブレールは C280 からしかラインナップされていませんので,内側の青梅線周回については交換はあきらめ,外側の中央線周回のみをワイド PC カーブレール化しました.ワイド PC カーブレールと高架橋付 PCレール とを組み合わせて複線にすると見栄えがイマイチかなと心配していたのですが,元々複線の高架橋付カーブレールではなく,単線の高架橋付カーブレールを組み合わせていたこともあり,さほどの違和感はなく仕上がった感じです.むしろ,外側の中央線周回は「壁」が存在しなくなったことにより,壁がダブらなくなって,見た目は改善したかも知れません.
そのうち,内側の青梅線周回の高架橋の壁も削って,上下線 (内回り・外回り) の仕切りがない状態にしたいと思っているのですが,うまく加工出来るかな...?
(プラスチック用ののこぎりが必要になりそうですね...)

同じく 2 週間ほど前に青梅線周回に '山岳セクション' を作ったときに,山岳セクションへの分岐用としてポイントコントロールボックス N-S を買ったのですが,これは勘違いして違うものを買っていました... 山岳セクションへの出入り用にふたつポイントを設けているので,これらを一度に切り替えられるように,本来はポイントコントロールボックス N-W を買う必要がありました... という訳で仕方ないので買い直し.N-S は当面余りです.とほほ...
(まぁ,何かで使い道はそのうちあるでしょう)


ここまでの支出額 ¥811,706
今回の買い物
  • TOMIX 1731 ワイドPCレール S140-WP(F) ¥343
  • TOMIX 1738 ワイドPCレール S18.5・S33-WP(F) ¥1,108
  • TOMIX 1763 ワイドPCレール S72.5-WP(F) ¥651
  • TOMIX 1771 ワイドPCカーブレール C280-45-WP(F) ¥803
  • TOMIX 1781 ワイドPCアプローチレール C280-22.5-WP(F) ¥610
  • TOMIX 3034 ワイドレール化バラストキット(F)(PR(L)541(280)・PX280対応) ¥1,423
  • TOMIX 3055 ワイドレール用柵(F) C541・S72.5・S70・E・ワイド化PR(L)541(280)・PX280(8枚入) ¥545
  • TOMIX 3080 ワイドレール用 壁 S140 ¥597
  • TOMIX 3082 ワイドレール用壁 C317内・C280外(3種×8枚入) ¥513
  • TOMIX 3088 ワイドレール用壁 S18.5・S33・S99(8枚入) ¥513
  • TOMIX 3091 ワイドレール用単線橋脚ベース C280-22.5 ¥609
  • TOMIX 5532 ポイントコントロールBOX N-W ¥949
                     
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2017年08月02日 (3)

青梅線山岳セクション線形改良

[縮小立川駅レイアウト 青梅線山岳セクション]E491 系祭りだった週末の 3 連休 (月曜日は休暇を取ったので) の間の日曜日に,久々にじっくりとレイアウトをいじったもうひとつがこれ.

2 週間ほど前に,内回りの青梅線セクションを分岐させ,ループ線を含む山岳セクションを増設しました.この区間,ループを終えると,青梅線周回のバックストレートの直線と平行に走って高度を下げて行きます.この部分の地形造形をどうしようか,この 2 週間くらい断続的に考えていました.これまでの青梅線周回・中央線周回の複線直線区間と標高差が大きいので,新たに設けた山岳セクションの直線は築堤みたいな感じにならざるを得ません.それも味気ないな... と思っていたのですが,はたと思い付きました.

そして実施したのがこの線形.より内側にして,かつ,蛇行させました.これの目的はふたつ.
ひとつめは,現実世界の雰囲気を反映することです.こうした蛇行は,青梅〜奥多摩間の現実世界でも蛇行する多摩川で作られた谷に沿って R411・青梅線が走っています.その線形の雰囲気を出せたのではと思います.
もうひとつは,これまでたくさん買って余らせていたカーブレールの活用です.カーブレールは去年の今ごろ,ちょうど PC レールへの商品移行期で,私が揃えている木製枕木タイプが廃番になり,PC 枕木レールに切り替わっていました.直線レールなら代用も可能ですが (例えば S140(F) がなくとも S70(F) を 2 本使うとかで),カーブレールはそうはいきません.このため,どんなレールがどれだけ最終的に必要になるか判らない状態でしたが,在庫を見つけると多めに買っていました.……が,そのほとんどを使わないという始末(;´Д`) C391-15(F) は 3 セット 6 本,C354-15 (F) は 4 セット 8 本も買っておきながら 1 本も使っていないという状態でした.この不良在庫を少しでも減らすのに蛇行する線形はもって来いかなと.結局,C391-15 を 3 本使えました.その分,S280(F) が余りますが,ストレートレールなら,一時的に何かの動作試験をしたいとかのときに,'縮小立川駅レイアウト' とは別に臨時のお座敷レイアウトを組むのにももってこいですから,そちらの方がいいかなと.
これなら青梅線・中央線周回の複線直線区間との距離もある程度取れて,なだらかな斜面を作ることが出来そうです.


日曜日は家の用事もなく久しぶりにゆっくりとレイアウトをいじりました.これまで短時間でいじって散らかしたままにしていたパーツや元箱類などを整理する時間も取れ,レイアウト回りの整理も出来て気持ちよいレイアウトルームになったのもよかったところです.来週は夏休みなのでレイアウトルームにこもる時間も長くなるはずですから,その準備としてもいい週末となりました.新たな資材をそんなには(^_^; 買い込んでいませんから,夏休み中に次々と買ったパーツを開けてまたレイアウトルームを散らかして終わり,とうことにはならなさそうですので,整理整頓したレイアウトルームのまま夏休みを終えられたらなと思います.

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2017年08月03日 (4)

JR 電車編成表 2016 夏

JR電車編成表 2016夏ちょっと前から少し気になっていたこれ,"JR 電車編成表" を買いました.Amazon で N ゲージ関係の書籍等を探しているとしばしば出て来ていたこれ.店頭で見ていた訳ではないので,予想はつくものの今ひとつどんなものか判らず,気になるだけにとどまっていました.'この商品を買った人はこんな商品も買っています' か何かでまた出て来たので見てみると,昨年夏版の古本が安く出ていました.私の関心のあるのは最新というよりも,去年くらいの編成 (例えば転出してしまった横ナハ53編成が載っていた方がよいですし) ですから,送料込み ¥700 ならラッキーです.とりあえず 1 冊買ってみました.

なるほどこれ,電車区・車両センターごとに,所属している全編成の編成名・車両番号を網羅した本なのですね.すげー.パンタグラフ位置 (シングルアームであれば向きも) も判りますので,「ん? こいつはどっち向きに並べればいいんだ?」というときにも役立ちます.買ってよかった 1 冊ですね.既に走っていない南武線用の 205 系を確認するときなどのために,さらに古いものをもう 1,2 冊くらい揃えてもよさそう.


今回の支出額 ¥700 (N ゲージとは直接関連しないので,支出総額としてカウントしない)
今回の買い物
  • JR 電車編成表 2016 夏 ¥700
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鉄道
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2017年08月04日 (5)

KATO 10-1425 211系2000番台 長野色 6両セット 入線

立川駅に現在発着する定期列車を中心に,色々と車両を集めて来ましたが,ついに最終章です.細かな形式別で言うとまだ集めていない車両もあるのですが,先月末に発売されたこの KATO 10-1425 211 系 2000 番台を購入.まずは実写画像と合わせて入線シーンです.

この 211系2000番台,行先方向幕 (でいいのかな?「普通」ですが) を貼るために先頭車両を分解したのですが,分解・組み立てしづらくて困りました... 過去一番の難しさかも.新発売とはいえ,金型は以前のものを流用しているのでしょうね... 台車やカプラーなども古い感じです... ともあれ,分解して「普通」幕を貼付したおかげで,完璧な仕上がりに出来ました.

これで,定期列車として立川駅を発着している列車はすべて '再現' 出来る状態となり,いったん集め尽くした状態となりました.

  • 青梅線・中央線快速 - E233系0番台 T編成H編成
  • 中央線・総武線緩行 - 209系500番台 (E231系は未購入)
  • 中央線・武蔵野線 むさしの号 - 205系 (209系は未購入)
  • 青梅ライナー,中央ライナー,あずさ,かいじ - E257系
  • 中央本線 - 211系2000番台 (0・1000・3000番台は未購入)
  • スーパーあずさ,中央ライナー - E351系
  • 成田エクスプレス - E259系
  • 南武線 - E233系8000番台
  • 貨物列車 - EH200+タキ1000 (EF210は未購入)

今回購入した 211 系は 0 番台 (セミクロスシート)・1000 番台 (セミクロスシート・寒冷地仕様)・2000 番台 (ロングシート)・3000 番台 (ロングシート・寒冷地仕様) の全形式が立川駅に入線していますが,さすがにあと 3 形式全部買う気にはなりませんね... (^_^;
(もっとも,乗る立場としては,近郊型といえばセミクロスシートであって欲しいと思うので,0 番台か 1000 番台の方がよかったのですけれどね... 1000 番台は製品化されておらず,0 番台は TOMIX からしか出ていないようです)

一方,臨時列車として入線する車両で収集済みのものは以下の 2 編成です.原則として定期列車を優先して集めているので,臨時列車は少ないですね.E491 系は臨時列車というよりも事業用車ですが...

臨時列車として使われ,N ゲージでも発売されているのはこのほかには,少なくとも 185系・189 系 (M50編成・M52編成)・215系・E257系 500番台・485系 華・伊豆急 2100系・E0001系がありますが,これらは集めまくっても... という感じですね.まぁ,機会 & 予算があったら買いますかね.
既に買った車両はこれ以外にも事業用車や昔立川駅を走っていた列車,立川駅とは関係ない車両も少しありますので,上記ですべてではありません.

今回,ついでにトミーテックのジオコレから「ザ人間 撮る人々」も購入.立川駅 5・6 番線ホームにこんなふうにまずは 1 人,立たせてみました.


ここまでの支出額 ¥823,573
今回の買い物
  • KATO 10-1425 211系2000番台 長野色 6両セット ¥11,197
  • TOMYTEC 115 THE 人間 (115) 撮る人々 ¥670
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車両 211系
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2017年08月05日 (6)

MicroAce A-0021 215系 2次車 ホリデー快速ビューやまなし 10両セット 入線

さて,今日からちょっとの間夏休みです.まずは N ゲージ :-)

昨日,臨時列車で使われる車両は機会と予算があったら買うことがあるかも,なんて書いたばかりですが,マイクロエース製の 215 系入線です... こいつは春〜秋にかけては休日 (土・日・祝) には運転されているので,もはや定期列車と言ってもいいくらいかと思いますので,立川駅を彩る車両としては必須かなと考えましたので,ヤフオク!でゲットです.潤沢に出回っているものではないと思うのですが,案外,競争率は高くなく,そんなに高くないお値段で落札出来ました.
さて,まずはいつものように実車画像とともに.実車を撮影した 3 番線に入れてこの画像を撮ろうと思ったのですが... 10 両編成はホームに入りきらないので,いつものバックストレートでの撮影です.ま,実車を立川駅 2 番線から撮影しても全車両収まりませんし,バックストレートで撮影しても後ろまでピントは合いませんから,見切れててもよかったのかも知れませんが.

この A-0021,カプラーはアーノルドカプラーでした.密連形に交換したいところですが,今のところそのままです.せっかく買いましたが,もはやコレクション目的といっていい状況で,自作室内灯を付けるのも面倒になっていて,ふだん走らせている車両にすら室内灯は組み込んでいない状況.この編成も走らせる機会もほとんどないと思うので,カプラーは交換したいけれどこのままでよいかな...

これで,臨時列車で使われる車両で購入済みのものはこの 3 編成となりました.

早速昨日の情報を update しますと,立川駅に入線する臨時列車として使われ,N ゲージでも発売されているのはこのほかには,少なくとも 185系・189 系 (M50編成・M52編成)・E257系 500番台・485系 華・伊豆急 2100系・E0001系がありますが,これらは集めまくっても... という感じですね.引き続き,安く買える機会 & 予算があったら買うというスタンス維持です.


ここまでの支出額 ¥846,763
今回の買い物
  • MicroAce A-0021 215系 2次車 ホリデー快速ビューやまなし 10両セット ¥23,190
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車両 215系
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2017年08月06日 (7)

TOMIX 5563 TCS 自動運転ユニットN 導入

TOMIX から出ている,TCS 自動運転ユニットN を購入しました.N ゲージには DCC という自動運転の規格もありますし,TOMIX からは最近,TNOS という独自規格のシステムも発表されましたが,ちょっと手を出しかねるお値段ですね... というより,以下で書くようにそこまでのものを私は必要としていないので,まずは自動運転ユニットでよいです.

私が作成している '縮小立川駅' レイアウトは,現実世界同様,青梅線・中央線・南武線を走らせています.スペースの都合で,青梅線・中央線は (一部おかしなところはありますが) 周回路として無限にループ運転出来るのですが,南武線は非常に短い区間の往復運転しか出来ないレイアウトです.このため,ずっと走らせて眺めておくとか,車載カメラで '前面展望動画' を撮るときなど,南武線だけはどうしても手動で往復運転をさせるしかなく不便というか,面倒でした.
このため,このわずかな区間へ結構な額の投資をするのもどうかとは思いましたが,既に書いたとおり,春にヤフオク!で鉄道模型の前から続けているとある趣味で買った品物のひとつを処分したところ,本人びっくりな金額で売れて 'あぶく銭' が手に入りましたので,そのあぶく銭が残っているうちにこれも買ってしまおうかという不純な動機での導入です.

今回購入したのは,5563 の TCS 自動運転ユニットN 本体と,車両位置を検出するためのセンサーが 4 つ必要だということなので,5558 TCS ワンタッチ装着センサー (グレー) をふたつ,レールと一体化したタイプのセンサー,5559 TCS センサーレール S70 (F) (2 本組) をひとつです.メーカーとしてはセンサーレールの方が検知が確実ということでこちらを推奨していますが,1 個あたり 800 円くらいお値段が違いますし,ワンタッチ装着センサーはフィーダーと同じように取り付けるので,レールであればたいてい取り付けられるのに対し,センサーレールは 70mm レールと一体化しているので,70mm 以上の直線区間でないと取り付けられません (正確には,70mm/140mm/280mm といったレールがある場所でしか,になりますね.例えば S99 のある位置に付けようとしても困ることになります).センサーをどこに付ければ思った動きになるかを事前に検討出来なかったため,予算と自由度の兼ね合いを考えて,とりあえず 2 つずつ購入しました.

さて,届いたので早速レイアウトにまずは仮に組み込んで動かしてみましたのでレビューを.

TOMIX 製品としては破格の厚さのマニュアルが付属しているだけあって,単に接続すればいいやという訳にはいきません.色々な注意点があるので,取扱説明書を読みながら組み上げます.今回は,南武線セクションを単振動させるようにセットアップしてみました.以下が私が作成中の '縮小立川駅' レイアウトの南武線セクションの配線略図です ('縮小立川駅' なので,実際の立川駅の配線とは一部違っています).この赤い部分を 'モード1 単線往復運転モード' にて単振動往復させます.'縮小立川駅' 8 番線南武線ホームから発車してそのまま進み,終端まで達したら止まり,逆方向に戻ります.

南武線 (7・8 番線)
[4] [3] [2] [1]

これを実現するために,[1]〜[4] の位置にセンサーを 4 つ配置します.[2] もしくは [3] を通過すると減速して停止します.停止し切れない場合,[1] もしくは [4] で急停止します.
多少調整するだけで,[2]・[3] のセンサー (こちらにはセンサーレールを付けました) を通過すると減速が開始し,ホーム内の思ったとおりの停止位置,もしくは,レール終端少し手前の位置でぴたっと停まるように出来ました.この配線だと,センサーは [2]・[3] だけでよく,[1]・[4] は実際には要らなかったようですね... 誤操作したときのフェールセーフという感じでしょうか.調整が終わってしまえば,確実に思った位置 (調整した位置) にほとんど誤差なく停まってくれます.
([2]・[3] のセンサーを通過してからどれくらいで停止するかは調整出来ますが,この停止位置は左右で同じ距離にしか設定出来ません.すなわち,左右端の停止位置から等距離にセンサーを設置する必要があるので,レイアウトによっては非常に難しいことになります)

……でもこれだと本当に単振動なので,ちょっと面白くないですね.スペースの関係で南武線の川崎方は単線にしてしまっていますが,せっかく途中から複線にしているので,実感的にするためにも,本当はこんな感じで制御したいところです.

南武線 (7・8 番線)
[4] [3] [2] [1]

ポイントを制御出来るのですから,最終的にはこんな感じで上り線・下り線をきちんと使って,川崎方へは赤のルート,折り返して立川駅へは青のルートで入線するようにしてみたいですね.運転モードは 9 つもあるのですぐに出来そうですが... モード 2 の '単線往復運転モード' でよいのかな? と思って試してみましたが,うまくいきませんでした.もうちょっと考える必要がありそうです.

TOMIX 5558 TCS ワンタッチ装着センサー (グレー)
このように,レール下部を挟み込むようにカチッと
綺麗にハマるのだが,実はこれはダメ.
TOMIX 5558 TCS ワンタッチ装着センサー (グレー)
このようにセンサー部のプラスチック部分とともに
レールに乗り上げるように設置するのが正解.

セットアップは面倒だったものの,動くようにはなりました.けれど何というか,使いづらい (判りづらい) ですね,これ... 何とか動くようになりましたが,色々と面倒な機器です.まずもって,本当に 1 字 1 句マニュアルを読みながら進めないとダメな感じ.それ以外にも次のような '罠' や不満点が色々とあります.

ずは,ワンタッチ装着センサーの装着方法にちょいと '罠' があるように感じました.フィーダーのようにレール下部にセンサーの金属部を潜り込ませるのではなく,車両が通過したとき,車輪が直に触れるように設置しなければならないのですね.
(マニュアルにもきちんと記載されていますので,読み飛ばさなければ大丈夫ですが...)
にハードウェアの問題.センサーと本体ユニットとを接続するコネクタ (のケーブル接合部) が非常にヤワで,しかも,一度差し込んでしまうとなかなか抜きづらいのが最悪です.コードを引っ張っても抜けるかも知れませんが,そんなことをしたら数回抜いた段階で,コードとコネクタの接合部のはんだがぷちっと取れて壊れますね... (-_-) この構造,本当にあり得ないくらいにダメです.なぜ,ポイントのケーブルとポイントコントール BOX の接続や,パワーユニットとフィーダーの接続のようなきちんとしたコネクタにしなかったのでしょう? 毎日抜き差しするものでないとしても,一回接続したら終わり,という使い方ではないはずなのですが.
して室内灯の問題.南武線セクションで走らせている E233 系 8000 番台には自作室内灯を組み込んでいるのですが,自動運転中はまったく点灯しません.'スルーモード' という,自動運転しないモードもあるのですが,それにすると途端に点灯します.この自動運転ユニット,出力が 500mA しかないようなのでそのせいかなとも思いましたが,動力車 1 台で最大 300mA,ヘッドライト・テールライトがそれぞれ 60mA ずつで 120mA,室内灯は現在走らせている 4 両の場合最大 240mA ですから合計 660mA.いずれも '最大' ですから 500mA 出力でも何とかいけそうな気もしますが,どうやら電流不足で室内灯が点灯しないようです.何なんだよその仕様... (-_-;
……と思って,M 車のみで走らせてみましたがやはり室内灯が点灯しません.もしかして,自作室内灯だからなのでしょうか? あるいは KATO 製の 10-1340 E233系8000番台だからなのでしょうか? TOMIX 製品,もしくは,TOMIX 純正室内灯は何か対応するための回路が入っていたりするのだろうか? TOMIX 製車両は何編成か持っていますが KATO/TOMIX の純正室内灯は持っていないし,すぐには検証出来ないのですが,もう少し検証が必要です.

12 年も前から発売されている商品なのに,公式サイトには「●出力は500mAを予定 常点灯機能は搭載しません」と書かれたままです."予定" って何なんでしょう? ユーザーをナメてるんですかね...

た,運転終了後,また再開出来るようにするには,車両を止める位置が決まっています.私の場合,駅〜駅の単純往復をさせたくて導入していますから,運転終了後は駅に止めておきたいのですが,それだとダメです...

……という訳で,総額 ¥13,000 もかけて導入したシステムにしてはイマイチかな,という感じです.2005 年発売の商品のようですから既に 12 年前の製品.設計が色々と古いのでしょうね.私が買うまでにリニューアルされていたらよかったのになぁ (今からリニューアルされても買い直ししませんしね).
買ったばかりですが,何だかもう飽きて来てしまいました.だって,一度設定すれば,後はスイッチを入れるだけですからねぇ... (苦笑

なお,この TCS 自動運転ユニットN はパワーユニットと組で使い,9 種類の動作モードを選択出来るほか,

  • センサーを通過してからどれだけで停止させるか
  • 列車が停止してから次の動作 (折り返し) までどれだけ時間を空けるか

をボリュームダイヤルで設定出来ます.パワーユニット側で最高速度を調整しますので,自動運転ユニットの上記 2 つの設定と合わせて,好みの走らせ方を調整することになります.一度設定したら,パワーユニットも自動運転ユニットも触りません.自動運転ユニット側には電源スイッチはないので,パワーユニットの電源を OFF/ON するだけです.

コントロールパネル部 コントロールパネル部.5563 TCS 自動運転ユニットN の導入により,全長 100cm となりました...

この手のギミックはこんな感じで,つい買って試したくなりますが,これ以上欲しいものはあまりないかな.1633 ターンテーブルは,蒸気機関車は興味ないので要らないし,5721 サウンドユニットも要らないな... 5518 N-DU204-CL のような運転台タイプのパワーユニットもあまり興味ないや.むしろ,手放し自動運転したい派ですしね :-) 敢えて挙げるとすれば,5514/5515/5516 ワイヤレス・パワーユニットには興味があります.これだと,レイアウトの '反対側' で脱線して車両を載せ直したときなどに,その場で車両を動かすことが出来ますからね.でもこれ,高いです... パワーユニットは既に足りている (むしろ余っている) のに,実売で 2 万円弱というのは,さすがにあぶく銭投入であってもためらいます.それに,例えば中央線周回にだけ導入しても,青梅線周回には使えない訳で... 買うとしたら 2 セット.さらに倍のお値段じゃ,買えませんね.
あとは... 5569 自動踏切システムですかね.これも高過ぎますし,その割にはまったく実感的ではないので,絶対に買うことはないでしょう.ま,これを組み込む場所ももはやないのですけれど.
……と,魅力的な商品があまりありませんね.次は何を買おうかな... いやいや,その前にもうちょっとこれを使いこなさないといけませんね.


ここまでの支出額 ¥860,000
今回の買い物
  • TOMIX 5563 TCS 自動運転ユニットN ¥7,615
  • TOMIX 5558 TCS ワンタッチ装着センサー (グレー) ¥979×2
  • TOMIX 5559 TCS センサーレール S70 (F) ¥3,600

お〜,別に合わせた訳ではありませんが,総額が 1 万円単位できっかり!! (1/10,000 の確率ですかね?)
それにしても,鉄道模型を始めてから 1 年 2 か月,投資総額 86 万円まで来てしまいましたか... 思えば遠くへ来たもんです (呆
だいぶ前からだと思いますが,もう後戻りは出来ませんね...

   
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2017年08月07日 (1)

高架部改良 - '壁' を崩す

壁撤去前
[★ ]
壁撤去後
[★ ]

最近改良を続けている,立川〜国立間を模した高架部 (現実世界ここはほぼ直線ですが...).この区間,内回りが C243,外回りが C280 のカーブレールで構成しています.一方,複線レール・ワイド PC レールともに,カーブレールの最小半径は C280 で,C243 のカーブレールが出ていません.かろうじて高架橋付レールだけ C243 がラインナップされているため,仕方なく,単線の高架橋付レール HC243-45 を内回りに,外回りには HC280-280 を使い,複線高架のカーブを作っていました.これだと,複線路の間には 2 枚の「壁」が存在していてみっともないことに...

その後,外回りは外側はワイド PC レールの CR(L)280-22.5-WP(F)・C280-45-WP(F) に交換しました.これにより,「壁」が 1 枚なくなりましたが,これでもまだ,上下線の間に「壁」が存在するという,何とも実感的ではない構成は続いています.そこで,クラフトのこという,プラスチック用のノコギリを購入して,この壁を切断してみました.この高架橋付レール HC243-45(F) は 4 本セットのを買い,そのうちの 2 本だけを使っているので,万一失敗しても予備があるので思いきって施工します.
ノコギリは Amazon.co.jp で評判がよさそうなものを適当に選んで買ったため,思ったより大きなものが到着してしまって一瞬後悔しました & 仕上がりがちょっと雑になってしまいましたが,あっという間にざくざくと切れ,高架壁撤去工事は 15 分ほどで完了です.
ノコを外側から入れざるを得ず,思ったところで切断出来ていなくてちょっと汚いのですが,壁があるよりはよいかなと思います.

ついでに,昨秋に買った,レールメンテナンス用の 355m の Zippo オイルがだいぶ減って来ましたので,今度は無水エタノールを買ってみました.Zippo オイルとともに,レールメンテナンス用クリーナーの安価な & 効果的な代用品として人気があるようです.ちょっと使いましたが確かに,ぎくしゃく運転していたところが劇的に改善されました... プラシーボ効果なのかどうなのか...


ここまでの支出額 ¥860,927 (クラフトのこは N ゲージ以外にも使える工具なので,支出総額としてカウントしない)
今回の買い物
  • オルファ(OLFA) クラフトのこ 125B ¥695
  • 健栄製薬 無水エタノール 500ml ¥927
       
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2017年08月08日 (2)

MicroAce A-2270 485系 お座敷電車 華 6両セット 入線

マイクロエース製の 485 系「華」入線です.立川駅には比較的頻繁に臨時列車として出没しているようです.中古としてはややお高い値段なのですが,とりあえず,新品定価以下で収まるので... ということで我慢出来ず(^_^; ヤフオク!で今回も調達.

この A-2270 も先日買った A-0021 同様,アーノルドカプラーでした.密連形に交換したいところですが,こちらも当分はこのままですね.この編成も走らせる機会はほとんどないと思うので... ヤバいです,コレクター化しています(~_~;

ここに載せる画像は,出来るだけ実車と同じ場所で撮影したいのですが,現実世界とは違ってアングルが限られるゆえ,難しいです... 結局,いつものバックストレートでの撮影.それでも後ろはピントが合いませんが,6 両だと安心します (苦笑).

これで,立川駅を発着する臨時列車で使われる車両で購入済みのものはこの 4 編成となりました.

これ以外で,臨時列車として使われる車両で N ゲージでも発売されているのは,少なくとも 185系・189 系 (M50編成・M52編成)・E257系 500番台・伊豆急 2100系・E0001系が残ったことになります.引き続き,安く買える機会があったら買うというスタンス維持です.
(185 系は立川駅で複数回見たことがありますが,いずれもオリジナルの斜めストライプ塗装でした.湘南色ブロックとか,200 番台オリジナル塗装,高崎色は今も存在しているのでしたっけ?)

この「華」の入線作業以外にも,月曜日の深夜から火曜日の未明にかけて数時間,これ以外にも E351 系スーパーあずさの脱線対策再び,とか,青梅線山岳セクションの地形作り,青梅線山岳セクションとこれまでの周回路の切り替えポイントの電動化,青梅線山岳セクション増設に伴うフィーダーの増設,青梅短絡線部分での速度低下の原因調査 (電圧は問題ありませんでした) など色々とやったのですがいずれも時間がかかる割には '絵' になる作業ではありませんでした... こうした地味な作業に結構時間が取られるんですよね.
特に,フィーダーの増設やポイントの電動化などは,バックストレート部分に設置する場合,ケーブルの延長が必至なので,時間がかかります... 夏休み中に '縮小立川駅' 西側を全部仕上げるのが目標だったのですが,目標未達に終わりそうです...


ここまでの支出額 ¥878,297
今回の買い物
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2017年08月09日 (3)

313系1000番台初体験

313系1000番台ふと思い立って,四日市に遊びに行きました.クルマで行ったため途中の乗り鉄活動はなし.先を急ぎましたので撮り鉄活動もありません (そういえば,新幹線を撮ったことはほとんどない気がします.撮ってみようとも思ったのですが...).泊まったホテルが南四日市・泊駅の近くだったため,チェックインしてから四日市駅まで 1 駅,関西本線で移動.初めて 313 系電車に乗りました.

画像は,その日乗ったときは既に暗く撮影出来なかったので,翌日の撮り鉄活動の最中に撮ったもの.四日市駅を発車した津行き 119C.

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2017年08月10日 (4)

末広橋梁・DD51 撮影

可動橋 末広橋梁日本で現在稼働している唯一の可動鉄道橋,三重県四日市市にある「末広橋梁」を見に行って来ました.四日市のこのあたりには以前,別の目的で行ったことがあるのですが,そのときはこの可動橋のことはまったく知らず通り過ぎていました.残念... いやいや,別にもう 1 回行けばいいか (それに,行ったのは 20 年も昔のことなので,まだデジカメではなく当時の写真は粒子の粗いスキャンしたものででしかデジタル化出来ていませんので,今の方が高画質で静止画・動画を残せます!),ということで夏休みの今,急きょ出発.1 泊 2.5 日での強行軍となりました.

これまで知らなかったのですが,最近,ここに日本唯一の鉄道可動橋があるということと,しかもそこを DD51 が走っており,ここを走る愛知機関区の DD51 のうち 1801/​1802/​1803/​1804/​1805 号の 5 機はかつて,成田空港のジェット燃料輸送列車用に新製された個体です.私が中学生のころ,総武本線で見かけていた DD51 がまだ走っているのかも知れません (残念ながら,写真に撮っているのは 888・697 号機のみで,1800 番台は記録に残せていないのですが).
こりゃぁ行くしかないってことで,突如出掛けた訳です.

列車が通るときだけ可動橋は降ろされると聞いていたのに,前日夜,四日市に入ったときは可動橋は降りていて,やや,もしかすると運用が変わって (お盆だし),跳ね上がらないのか? と心配していました.が,それも杞憂.翌朝の第 1 便を撮りに行ったら,跳ね上がっていました.以下で書くように,現在は 1 日 3 回,以下のスケジュールで可動させているようです.私が見ていた今日も,第 3 便が通った後に跳ね上げていたのに,前日夜はなぜ降りていたのでしょうね?

可動橋 末広橋梁 DD51 1804この末広橋梁は,四日市駅から延びる,以前は関西本線の支線だった側線 (現在は四日市駅構内扱いだそうです) 途中にあり,千歳運河に架かっています.この運河に船を通すために跳ね上げ式の可動橋になっているという訳です (ただ,跳ね上がっている最中に私が見ている間は船はまったく通りませんでした...).正確には,四日市駅からの側線が旧四日市港駅まであり,その途中から "太平洋セメント四日市出荷センター専用線" が伸びているのですが,実質的には全体が専用線として使われていると思われます.
しかし,途中までが JR 貨物の管轄である証拠に,専用線手前までは DD51 がタキを牽引し,そこで太平洋セメントの DD452 に引き渡されます.このため,今となっては貴重となって来た DD51 がこの末広橋梁を渡る姿を見られるという訳です.

今日,このセメント列車の牽引の任に当たっていたのは DD51 1804 号機でした.まさに,佐倉機関区に新製時に配備されていたものです.もしかすると 34 年ぶりの対面かも知れません...
画像は,3 便の返空.この後,四日市駅に入りますが,下りと違ってすぐに富田駅に向かって出発する訳ではなく,しばらく時間を置いてからの発車となるようです.

太平洋セメント専用線を走る貨物列車は,三岐鉄道の東藤原駅からやって来ます.関西本線富田駅で三岐鉄道の ED45 から引き渡しを受け,DD51 が牽引するセメント列車となります.これが四日市駅に到着するとしばらくして出発し,末広橋梁を四日市駅到着後 10 分ほどで末広橋梁を通過するという情報を得ました.末広橋梁通過後,旧四日市港駅手前で太平洋セメントから来た貨車と交換して 10 分ほどで返空として再度通過するとのこと.この返空は四日市駅到着後,富田駅行きの返空貨物列車となります.
貨物時刻表によると 1 日 5 往復が設定されていますが,うち 2 往復はほとんどが運休で,1 日 3 往復とのこと.また,日曜日は可動橋は降ろしっぱなしだそうです.また,G.W. から 6 月初旬ごろまでは,太平洋セメント藤原工場の定期修理のため,運休するとのこと.ラッキーです,今の季節の平日なら撮影可能なようです.

今回行って確認した時刻も踏まえて,スケジュールをまとめてみました.

末広橋梁通過貨物列車時刻表 (2017.08 現在)
東藤原 列車種別 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用
列車番号 3710 6361 3712 5363 3714 5365 3716 5367 3718 6369
速度 75 75 75 75 75
起点からのキロ 始発駅 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市
発時刻 546 653 829 937 1109 1237 1324 1437 1536 1649
編成内容 セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント
(運休) (運休) (運休) (運休) (運休) (運休)
= = = = =
0.0東藤原 546 829 1109 1324 1536
23.1富田 631 = 921 = 1157 = 1410 = 1630 =
653 937 1237 1437 1649
29.6四日市 702 = 947 = 1247 = 1447 = 1659
30.9末広橋梁開通 650 935 1235 1435 1647
通過 708 953 1253 1453 1705
31.8太平洋セメント
= = = = =

太平洋セメント 列車種別 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用
列車番号 5362 3711 5364 3713 5366 3715 6360 3717 6368 3719
速度 75 75 75 75 75
起点からのキロ 始発駅 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田
発時刻 546 653 829 937 1109 1237 1324 1437 1536 1649
編成内容 セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント
(運休) (運休) (運休) (運休) (運休) (運休)
= = = = =
0.0太平洋セメント
0.9末広橋梁通過 720 1005 1305 1505 1717
閉鎖 733 1018 1318 1518 1730
2.2四日市 = = = = =
751 1102 1333 1557 1811
8.7富田 800 = 1110 = 1342 = 1553 = 1820 =
= 852 = 1146 = 1359 = 1619 = 1846
31.8東藤原 939 1233 1446 1706 1933
= = = = =

富田からの貨物列車が四日市駅に到着する 12 分前に可動橋が降り,側線が開通します.四日市駅到着後 8 分で末広橋梁を通過.通過して 12 分後,返空列車が末広橋梁を再び通過します.通過後 13 分すると可動橋が跳ね上げられて側線が閉鎖されます (多少,便によって時間に差はありました).
セメント返空 5362レ 四日市駅 DD51-1804 よって,45 分くらい現地にいれば,可動橋が降りて DD51 が牽引する貨物列車が往復し,可動橋が再び跳ね上がるまでを見られる訳です.1 便はその場で通しで観察して,次の便は太平洋セメントの牽引機との引き渡しを観察して,3 便目は富田駅で三岐鉄道との受け渡しを見るというのがお薦めかも知れません (今回私は,場所を変えながら 3 便とも可動橋近辺で見ていました).

上表のように,可動橋の跳ね上げから再び降ろされるまでは,1 便と 2 便との間は 2 時間,2 便と 3 便との間は 1 時間ありますから,その間に四日市駅に行って別の車両を見たり,食事をしたりする時間があります.1 便を撮った後,周辺を見て回ってから四日市駅に行くと,ちょうど 5362レが出発するところでした.貨物線は電化されていないのですね.

セメント返空 3717レ 富田駅 ED45 3+ED45 1 重連 順番は前後しますが,帰路に富田駅に寄って撮影した 3717レ.JR 貨物から貨車を受け取って,既に三岐鉄道の ED45 に付け替えられ,構内で出発を待っている姿です.旅客ホームをはるかにはみ出ていますね.

DD51-1804 富田駅 このとき DD51 1804 号機はと言うと... 手前の留置線でお休み中.というか第 3 便のお仕事も終わったので,もう今日は上がりですかね...

さて,話を戻して,2 便までの 2 時間のあいだに,四日市駅周辺で色々と撮影しました.まずは四日市駅構内に留置されていた 3 機.1 枚目の 857 号機の後ろにいるのが 1801 号機で,反対側から撮ったのが 2 枚目の写真ですが,どうしても隠れちゃいます...

857号機
DD51-857
1801号機
DD51-1801
1803号機
DD51-1803

889号機
DD51-889
そして次は 8070レを牽いて来た 889 号機.コンテナも牽引するのですね.というかこの 8070レ,お隣りの南四日市駅から 1 駅,わずか 6 分だけの運行です... 太平洋セメント専用線への引き渡しも富田駅からの 1 駅を加えた 10km にも満たない距離で,こうした短距離の運用ばかりになってしまっているのでしょうか... 米原〜青森を往復出来るだけの燃料が積めるという DD51.こんな短距離ばかりではもう '余生' というしかない状態ですね...

こちらは旅客列車たち.これ以外にもキハ75形も撮りましたが,失敗につき省略... まぁ,気動車はあまり興味なく,まして JR 東海となると... という感じですし,今回は DD51・末広橋梁を撮りに来た訳で.あれもこれもと追い始めると,DD51 の追っかけが出来なくなりますから,撮れたら撮る,程度でよしとします.

伊勢鉄道イセIII形
イセIII形
キハ25形
キハ25形
313系1000番台
313系1000番台

手早く食事を済ませて,2 便の往復を撮るために末広橋梁に戻ります.

この開閉操作掛の人も大変ですね... (恐らく) 四日市駅から自転車で駆けつけ,まずは降ろす操作をし,その後,運河の向こう側に行って,太平洋セメントとの受け渡し作業に参加するようですね.それが終わるとまた自転車で戻って来て,今度は跳ね上げの操作をして自転車で戻って行く... 雨の日,いやいや,台風の通り道となっているこのあたり,台風のときなんかは大変そうです.

通称四日市港線を行く DD51-1804

結局,3 便まで全部,現地で見てしまいました.15:00 過ぎですので先を急ぎます.って,特にプランはなかったのですが,この時点で,せっかくここまで来たのなら,まだ見ていないほかの DD51 も写真に納めようと思い立ちました.そこで急きょ,愛知機関区に行くことに.最近はだいぶ日も短くなって来ましたので,急いで移動します.途中,上で触れたように富田駅でも一瞬見学 & 撮影.


稲沢駅近辺に広がる愛知機関区.どうにかまだ撮影可能な時間帯に到着することが出来ました.けれど撮影条件は悪い場所ですね.機関区全体を県道62号線がまたいでいるので,そこに上がってみましたが,架線や架線柱が邪魔して思うように撮れませんし,清洲駅方面には陸橋に歩道がなく,南側を撮影することが出来ません.このため,存在確認程度にしか撮れなかった機体もありますが,5 機確認出来ました (これ以外に,昼どきにコンテナを牽引していた 889 号機が既に戻って来ていました).1147 号機は今回撮影した中では唯一の日立製です.

890・1802号機
DD51-890・DD51-1802 愛知機関区にて
1147号機
DD51-1147 愛知機関区にて
1156号機
DD51-1156 愛知機関区にて

1185号機
DD51-1185 愛知機関区にて
最後に稲沢駅近くで見つけたのが... 私が "持っている" 1805 号機です.おー,こいつか... と思ったらナンバープレートが外され,廃車寸前のようです.ラストナンバーということは一番新しいはずのこの機体,既に運用から離脱していて休車扱いになっていたのですね.ということは,この DD51-1805 を見られる最後の機会だったのかも知れません.来てよかったですね.

DD51 は愛知機関区に 500 番台が 4 機 (1028/​1146/​1147/​1156),800 番台が 13 機 (825/​853/​857/​875/​889/​890/​891/​892/​1801​/1802/​1803​/1804/​1805) 所属しているそうで,今回はそのうちの半数を超える 10 両を見ることが出来ましたので大収穫です.ジェット燃料輸送列車用に作られた 1800 番グループを全数確認出来ましたし,今度,高崎機関区に撮りに行こうと思っている,34 年前に撮影した 888 号機と 1 番違いの 889 号機も仕業中の元気な姿を見ることが出来ましたしね.
ただ,肝心 (?) の 1805 号機が悲しい姿だったのが残念ですが... 半年遅かったようです.また,1805 号機と並んで原色で残っている 853 号機も撮りたかったな...

とまぁ,いくつか悔いが残る点もありますが,大満足の 1 日でした.夕暮れの愛知機関区を後にして,音羽蒲郡 IC まで高速に乗り,そこからは高速代をケチるために R23・R1 の無料バイパス群を使って秦野中井まで走り,そこから再び高速に乗って夜半に無事帰宅しました.関東は大雨.三重・愛知では快晴ではありませんでしたが,雨に降られずに天気の面からもよかったです.

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