中央線電化後も運行されていた DC 急行 "アルプス" 等を再現したくなり,1か月ほど前にキハ 58系 4両セットを購入しました.買った KATO 10-1464 は 4両セットで単編成ですから,増号車を含め最大 12両と賑やかだった編成を再現するためにはもうちょっと両数が欲しいところです.そのときに調べた当時の編成は,増号車として主として新宿〜甲府間でキハ58 が新宿方に連結されていたことが多かったのを知りました.そこで,まずはお手軽にまさに「増号車」としてキハ55 を 1両だけ買ってみようかなと.しかし,キハ55 は KATO からは製品化されていないようです.TOMIX からはおあつらえ向きに T車 1両のみの製品があり,まだ比較的容易に入手出来るようでしたので,連結に不安はありますが,まぁどうにかなるだろうと楽観して,購入してみました.買ったのは 'TOMIX 8472 キハ55 初期急行色 一段窓' です.
さて,まずは入線整備な訳ですが,この製品は HG 仕様で,密自連形の TN カプラー (SP) が標準装備されています.一方,連結させたい KATO のキハ58系は同様に密自連カプラーですが,メーカーが異なるためそのままでは連結出来ません.……が,やってみたら連結出来ちゃいました.実際に走らせはしませんでしたが,連結してしまえば勝手に解放されそうにはなく,問題なさそうです.しかし,連結を解除したら TOMIX 側のカプラーが分解してしまいました (^_^;
そこで当初予定どおり,TOMIX 側のカプラー改造を決断.手許にはなぜか KATO 6062C3 キハ80 カプラーセットがあるので,これを使うことにします.TOMIX 8472 に付いていた密自連形 TN カプラー (SP) を外すと,ちょうどいい感じにカプラーを接着出来そうな平面が出現しました.一方の KATO 6062C3 は,ボディへの取付部が出っ張っていて邪魔ですから,それをカッターナイフで削り落とします.また,ジャンパ線パーツと一部干渉するので,そこも削り落としました.それにより 6062C3 の剛性が失われている (分解してしまう) 可能性がありますが,どうせ最終的には接着してしまうので気にしないことにします.ひとまず両面テープで仮留めし,高さが問題なそうなことを確認出来たので,改めて接着.こんな感じで綺麗に接着出来ました.
TOMIX 8472 に装備されているジャンパ線パーツとか,ユーザ取付パーツのトイレ流し管とかとも特に干渉していないようです.
ユーザー取付パーツの排障器,貫通幌,信号炎管も取り付けました.信号炎管は穴開け加工が必要です.車番は TOMIX 製品ゆえイレンタ対応ですから,その中から 143号機としました.本当は甲府機関区 (客貨車区ではないですよね?) に 1961/4〜1963/3 にかけて増結用として配置されていた 202/205/206/207 号車としたかったのですが,200 までしかインレタにはありません.予備用を使って 202 等を作ることは出来るのですが,もしかすると 200番以降をプロトタイプとしていない可能性があるので,素直に,用意されているものから選ぶこととしました.143号機は,1960/4 から 1962/3 にかけて松本機関区配置されていた車輌です.
それ以外に,KATO 10-1464 付属の「急行」サボ,「増1」号車サボのシールも貼付して入線整備完了です.
さて,入線整備が終わったので早速,KATO 10-1464 と改めて連結して走行テストです.ここで気付いたのですが,10-1464 のキハ58 は,前照灯の ON/OFF スイッチがあるものの... 何と車内にあります(;´Д`) 増解結が頻繁に行われるキハ58 で,増解結のたびにボディと床下を外していたらダイヤが乱れるじゃないですか... (´・ω・`) こりゃ,とほほですね.
10-1464 側の問題で,右回りだと脱線しますが,左回りなら特に問題なし.右回りでの脱線についてはそのうち何らかの対策をしなければなりませんね...
あ,スノープロウを装着するのを忘れていました.そのうち装着しましょう.
ここまでの支出額 ¥2,047,192
今回の買い物
- TOMIX 8472 キハ55 初期急行色 一段窓 ¥2,978