日光に行こう びゅう
レイアウトプラン紹介 (準備中)
2017年08月10日 (4)

末広橋梁・DD51 撮影

可動橋 末広橋梁日本で現在稼働している唯一の可動鉄道橋,三重県四日市市にある「末広橋梁」を見に行って来ました.四日市のこのあたりには以前,別の目的で行ったことがあるのですが,そのときはこの可動橋のことはまったく知らず通り過ぎていました.残念... いやいや,別にもう 1 回行けばいいか (それに,行ったのは 20 年も昔のことなので,まだデジカメではなく当時の写真は粒子の粗いスキャンしたものででしかデジタル化出来ていませんので,今の方が高画質で静止画・動画を残せます!),ということで夏休みの今,急きょ出発.1 泊 2.5 日での強行軍となりました.

これまで知らなかったのですが,最近,ここに日本唯一の鉄道可動橋があるということと,しかもそこを DD51 が走っており,ここを走る愛知機関区の DD51 のうち 1801/​1802/​1803/​1804/​1805 号の 5 機はかつて,成田空港のジェット燃料輸送列車用に新製された個体です.私が中学生のころ,総武本線で見かけていた DD51 がまだ走っているのかも知れません (残念ながら,写真に撮っているのは 888・697 号機のみで,1800 番台は記録に残せていないのですが).
こりゃぁ行くしかないってことで,突如出掛けた訳です.

列車が通るときだけ可動橋は降ろされると聞いていたのに,前日夜,四日市に入ったときは可動橋は降りていて,やや,もしかすると運用が変わって (お盆だし),跳ね上がらないのか? と心配していました.が,それも杞憂.翌朝の第 1 便を撮りに行ったら,跳ね上がっていました.以下で書くように,現在は 1 日 3 回,以下のスケジュールで可動させているようです.私が見ていた今日も,第 3 便が通った後に跳ね上げていたのに,前日夜はなぜ降りていたのでしょうね?

可動橋 末広橋梁 DD51 1804この末広橋梁は,四日市駅から延びる,以前は関西本線の支線だった側線 (現在は四日市駅構内扱いだそうです) 途中にあり,千歳運河に架かっています.この運河に船を通すために跳ね上げ式の可動橋になっているという訳です (ただ,跳ね上がっている最中に私が見ている間は船はまったく通りませんでした...).正確には,四日市駅からの側線が旧四日市港駅まであり,その途中から "太平洋セメント四日市出荷センター専用線" が伸びているのですが,実質的には全体が専用線として使われていると思われます.
しかし,途中までが JR 貨物の管轄である証拠に,専用線手前までは DD51 がタキを牽引し,そこで太平洋セメントの DD452 に引き渡されます.このため,今となっては貴重となって来た DD51 がこの末広橋梁を渡る姿を見られるという訳です.

今日,このセメント列車の牽引の任に当たっていたのは DD51 1804 号機でした.まさに,佐倉機関区に新製時に配備されていたものです.もしかすると 34 年ぶりの対面かも知れません...
画像は,3 便の返空.この後,四日市駅に入りますが,下りと違ってすぐに富田駅に向かって出発する訳ではなく,しばらく時間を置いてからの発車となるようです.

太平洋セメント専用線を走る貨物列車は,三岐鉄道の東藤原駅からやって来ます.関西本線富田駅で三岐鉄道の ED45 から引き渡しを受け,DD51 が牽引するセメント列車となります.これが四日市駅に到着するとしばらくして出発し,末広橋梁を四日市駅到着後 10 分ほどで末広橋梁を通過するという情報を得ました.末広橋梁通過後,旧四日市港駅手前で太平洋セメントから来た貨車と交換して 10 分ほどで返空として再度通過するとのこと.この返空は四日市駅到着後,富田駅行きの返空貨物列車となります.
貨物時刻表によると 1 日 5 往復が設定されていますが,うち 2 往復はほとんどが運休で,1 日 3 往復とのこと.また,日曜日は可動橋は降ろしっぱなしだそうです.また,G.W. から 6 月初旬ごろまでは,太平洋セメント藤原工場の定期修理のため,運休するとのこと.ラッキーです,今の季節の平日なら撮影可能なようです.

今回行って確認した時刻も踏まえて,スケジュールをまとめてみました.

末広橋梁通過貨物列車時刻表 (2017.08 現在)
東藤原 列車種別 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用
列車番号 3710 6361 3712 5363 3714 5365 3716 5367 3718 6369
速度 75 75 75 75 75
起点からのキロ 始発駅 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市 東藤原 富田 四日市
発時刻 546 653 829 937 1109 1237 1324 1437 1536 1649
編成内容 セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント
(運休) (運休) (運休) (運休) (運休) (運休)
= = = = =
0.0東藤原 546 829 1109 1324 1536
23.1富田 631 = 921 = 1157 = 1410 = 1630 =
653 937 1237 1437 1649
29.6四日市 702 = 947 = 1247 = 1447 = 1659
30.9末広橋梁開通 650 935 1235 1435 1647
通過 708 953 1253 1453 1705
31.8太平洋セメント
= = = = =

太平洋セメント 列車種別 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用 専用
列車番号 5362 3711 5364 3713 5366 3715 6360 3717 6368 3719
速度 75 75 75 75 75
起点からのキロ 始発駅 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田 太平洋セメント 四日市 富田
発時刻 546 653 829 937 1109 1237 1324 1437 1536 1649
編成内容 セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント セメント
(運休) (運休) (運休) (運休) (運休) (運休)
= = = = =
0.0太平洋セメント
0.9末広橋梁通過 720 1005 1305 1505 1717
閉鎖 733 1018 1318 1518 1730
2.2四日市 = = = = =
751 1102 1333 1557 1811
8.7富田 800 = 1110 = 1342 = 1553 = 1820 =
= 852 = 1146 = 1359 = 1619 = 1846
31.8東藤原 939 1233 1446 1706 1933
= = = = =

富田からの貨物列車が四日市駅に到着する 12 分前に可動橋が降り,側線が開通します.四日市駅到着後 8 分で末広橋梁を通過.通過して 12 分後,返空列車が末広橋梁を再び通過します.通過後 13 分すると可動橋が跳ね上げられて側線が閉鎖されます (多少,便によって時間に差はありました).
セメント返空 5362レ 四日市駅 DD51-1804 よって,45 分くらい現地にいれば,可動橋が降りて DD51 が牽引する貨物列車が往復し,可動橋が再び跳ね上がるまでを見られる訳です.1 便はその場で通しで観察して,次の便は太平洋セメントの牽引機との引き渡しを観察して,3 便目は富田駅で三岐鉄道との受け渡しを見るというのがお薦めかも知れません (今回私は,場所を変えながら 3 便とも可動橋近辺で見ていました).

上表のように,可動橋の跳ね上げから再び降ろされるまでは,1 便と 2 便との間は 2 時間,2 便と 3 便との間は 1 時間ありますから,その間に四日市駅に行って別の車両を見たり,食事をしたりする時間があります.1 便を撮った後,周辺を見て回ってから四日市駅に行くと,ちょうど 5362レが出発するところでした.貨物線は電化されていないのですね.

セメント返空 3717レ 富田駅 ED45 3+ED45 1 重連 順番は前後しますが,帰路に富田駅に寄って撮影した 3717レ.JR 貨物から貨車を受け取って,既に三岐鉄道の ED45 に付け替えられ,構内で出発を待っている姿です.旅客ホームをはるかにはみ出ていますね.

DD51-1804 富田駅 このとき DD51 1804 号機はと言うと... 手前の留置線でお休み中.というか第 3 便のお仕事も終わったので,もう今日は上がりですかね...

さて,話を戻して,2 便までの 2 時間のあいだに,四日市駅周辺で色々と撮影しました.まずは四日市駅構内に留置されていた 3 機.1 枚目の 857 号機の後ろにいるのが 1801 号機で,反対側から撮ったのが 2 枚目の写真ですが,どうしても隠れちゃいます...

857号機
DD51-857
1801号機
DD51-1801
1803号機
DD51-1803

889号機
DD51-889
そして次は 8070レを牽いて来た 889 号機.コンテナも牽引するのですね.というかこの 8070レ,お隣りの南四日市駅から 1 駅,わずか 6 分だけの運行です... 太平洋セメント専用線への引き渡しも富田駅からの 1 駅を加えた 10km にも満たない距離で,こうした短距離の運用ばかりになってしまっているのでしょうか... 米原〜青森を往復出来るだけの燃料が積めるという DD51.こんな短距離ばかりではもう '余生' というしかない状態ですね...

こちらは旅客列車たち.これ以外にもキハ75形も撮りましたが,失敗につき省略... まぁ,気動車はあまり興味なく,まして JR 東海となると... という感じですし,今回は DD51・末広橋梁を撮りに来た訳で.あれもこれもと追い始めると,DD51 の追っかけが出来なくなりますから,撮れたら撮る,程度でよしとします.

伊勢鉄道イセIII形
イセIII形
キハ25形
キハ25形
313系1000番台
313系1000番台

手早く食事を済ませて,2 便の往復を撮るために末広橋梁に戻ります.

この開閉操作掛の人も大変ですね... (恐らく) 四日市駅から自転車で駆けつけ,まずは降ろす操作をし,その後,運河の向こう側に行って,太平洋セメントとの受け渡し作業に参加するようですね.それが終わるとまた自転車で戻って来て,今度は跳ね上げの操作をして自転車で戻って行く... 雨の日,いやいや,台風の通り道となっているこのあたり,台風のときなんかは大変そうです.

通称四日市港線を行く DD51-1804

結局,3 便まで全部,現地で見てしまいました.15:00 過ぎですので先を急ぎます.って,特にプランはなかったのですが,この時点で,せっかくここまで来たのなら,まだ見ていないほかの DD51 も写真に納めようと思い立ちました.そこで急きょ,愛知機関区に行くことに.最近はだいぶ日も短くなって来ましたので,急いで移動します.途中,上で触れたように富田駅でも一瞬見学 & 撮影.


稲沢駅近辺に広がる愛知機関区.どうにかまだ撮影可能な時間帯に到着することが出来ました.けれど撮影条件は悪い場所ですね.機関区全体を県道62号線がまたいでいるので,そこに上がってみましたが,架線や架線柱が邪魔して思うように撮れませんし,清洲駅方面には陸橋に歩道がなく,南側を撮影することが出来ません.このため,存在確認程度にしか撮れなかった機体もありますが,5 機確認出来ました (これ以外に,昼どきにコンテナを牽引していた 889 号機が既に戻って来ていました).1147 号機は今回撮影した中では唯一の日立製です.

890・1802号機
DD51-890・DD51-1802 愛知機関区にて
1147号機
DD51-1147 愛知機関区にて
1156号機
DD51-1156 愛知機関区にて

1185号機
DD51-1185 愛知機関区にて
最後に稲沢駅近くで見つけたのが... 私が "持っている" 1805 号機です.おー,こいつか... と思ったらナンバープレートが外され,廃車寸前のようです.ラストナンバーということは一番新しいはずのこの機体,既に運用から離脱していて休車扱いになっていたのですね.ということは,この DD51-1805 を見られる最後の機会だったのかも知れません.来てよかったですね.

DD51 は愛知機関区に 500 番台が 4 機 (1028/​1146/​1147/​1156),800 番台が 13 機 (825/​853/​857/​875/​889/​890/​891/​892/​1801​/1802/​1803​/1804/​1805) 所属しているそうで,今回はそのうちの半数を超える 10 両を見ることが出来ましたので大収穫です.ジェット燃料輸送列車用に作られた 1800 番グループを全数確認出来ましたし,今度,高崎機関区に撮りに行こうと思っている,34 年前に撮影した 888 号機と 1 番違いの 889 号機も仕業中の元気な姿を見ることが出来ましたしね.
ただ,肝心 (?) の 1805 号機が悲しい姿だったのが残念ですが... 半年遅かったようです.また,1805 号機と並んで原色で残っている 853 号機も撮りたかったな...

とまぁ,いくつか悔いが残る点もありますが,大満足の 1 日でした.夕暮れの愛知機関区を後にして,音羽蒲郡 IC まで高速に乗り,そこからは高速代をケチるために R23・R1 の無料バイパス群を使って秦野中井まで走り,そこから再び高速に乗って夜半に無事帰宅しました.関東は大雨.三重・愛知では快晴ではありませんでしたが,雨に降られずに天気の面からもよかったです.

タグ:DD51 撮り鉄
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