そう言えば昨日は,前から気になっていたけれども買っていなかった TOMIX 3020 ステップを結局買って,高架橋部分の改良工事に取りかかりました.
というのも,立川駅東方で国立方面に向けて高架が立ち上がる部分の処理をどうしようか,前から迷っていました.なぜなら,高架橋端は,外回りの中央線周回は 1822 高架橋付 PC レール HS280-PC(F) を流用して,内回りの青梅線周回は 1873 高架橋付 PCレール HC243-45-PC(F) を使っていますが,いずれも結構な段差になってしまいます.画像はこの部分をサブテレインによる勾配ではなく高架橋にした夏の時点のものですが (内回りは現在の状態と違います),こんな感じです.
仕方ないので,スタイロフォームの中に可能な限り高架橋を手で押し込んで,段差が目立たなくなるようにしていましたが,それでも全体的な勾配の関係で完全に段差をなくすことは出来ないでいました.このため,こんな風にサブテレインを使って手前の勾配を表現していました.本来ここは,3020 ステップを使って勾配を立ち上げるのが TOMIX の製品設計のようです.
しかし...
TOMIX 3020 ステップを使うと,こんな感じになってしまいます (画像は TOMIX 公式サイトから引用).
明らかに変じゃありませんか? ステップが立ち上がるまでの間,線路がバラストとともに空中に浮いてしまっています.この下にスタイロフォームやサブテレイン,石膏などで地盤を作ればよいのでしょうが,両脇にバラストもないってのもこれまた変に思います.
これだと,ステップを買っても,さらにそのステップ回りを処理するのにかなりの労力がかかりそうで嫌だったため,お安い製品ではありますが,購入は見送っていました.
しかし,こうすればよいのでは?という処理方法がふと思い付いたので購入.施工してみました.それがこんな感じ.
ステップは階段が 11段ありますが,下から 6段分をスタイロフォームの中に押し込んでしまいます.こうすると,ステップ中央のレール部分が,地盤から少し顔を出すだけになります.全部押し込んでしまってもよいのですが,そうすると勾配が急になってしまうため,4% 勾配を保つには高架を延長しなくてはなりません.このため,ほどほどのところでやめた結果です.
スタイロフォームの中に押し込んだ部分と,その手前に置いたサブテレイン部分に石こうを流して固めてしまいます.こうすることで,ステップの段数を抑えて,かつ,水平部とのつながり方が実感的に表現出来たのではないかと思います.ステップを取り付けたことで,架線柱取り付け部もきちんと活用出来そうです.
最終的には,石こう部分にはバラストを撒いてレールを固定したいと思います.勾配を付けてあるので,バラスト散布も問題なく出来る... はず.僅かな量の石こうを作ったことがなくて塩梅が判らず,薄い (水っぽい) 石こうが出来てしまったため,数時間程度では完全に硬化しませんでした (^_^; このため日曜日は,マスキングを外して,マスキングしたところに滲んだ部分を削っただけで終わりです.来週,磨きと塗装ですね.でも,やすり掛けするほどではないように思いますので,このまま塗装しちゃおうかな.
また,先月末に買った TOMIX 3237 コンクリートアーチ橋 S70 2本セットに付属していたのは 70mm の通常のレールでしたが,これを配置した私のレイアウトの 'バックストレート' 区間は PC レールで統一していますから,PC レールに置き換えるためにレールを買いました.ただしこの位置,72.5mm の方がぴったりなので,S70 ではなく S72.5 を.コンクリートアーチ橋自体は S70 レールがぴったり入る長さですが,ワイド PC レールでなければどんなストレートレールでもここに嵌まりますので問題ありません.
ここまでの支出額 ¥1,155,286
今回の買い物
- TOMIX 3020 ステップ (2個入) ¥259
- TOMIX 1013 ストレート PC レール S72.5(F) 4本入 ¥480