先日図書館で借りた「開館40周年特別展 青梅線開通120周年 図録」に,架線柱の話が載っていました.この架線柱,何でも,戦前の青梅電気鉄道時代に立てられたものが未だに使われているのだとか.
へぇ〜,まったく知りませんでした.Google ストリートビューで探したら,撮影地は羽村市の羽村〜小作間と判明.その後,用事があって乗ったときに観察してみたら,小作〜福生間に 30本くらい,下り線部分のみに立っていることが判りました.
3連休最終日の今日,ちょいと時間がありましたので,見に (撮影に) 行って来ました (この 3連休は,家の用事がたくさんあって,レイアウトルームにはほとんど行けず...).行ってみたら,たくさんありますね... これだけでは特に,貴重なものには見えません (^_^; '1944' という字が書かれた標識がかかっています.これは,この架線柱が立てられた年ではなく,青梅電気鉄道が国有化されたのが 1944/4/1 ですから,その年ですね.
これらは電化された大正12年に立てられたままという噂もあります.90年以上,ここで架線を支え続けているのでしょうか.すげー.
この架線柱,レイアウトに取り入れたいけれども... 既製品はなさそうですね.
架線柱を撮影しながら,通過する上り列車をこの架線柱と一緒に写し込もうと,何となく待ちます.最大でも 15分待てば来ますから,短い間にシャッターチャンスは複数回あるので楽です.
おっ,早速来ました.先ほど,ここに来る途中に上り電車が通りましたのでこの時間帯にしては間隔が短いような... カメラを構えてタイミング待ちます.ん?「快速」幕です.んっ? もしかしてこれ,6連? やや動揺しますが連写.見送りながら,やっぱり出ている「快速」幕を確認.こんなの,出てたかなぁ? 「ホリデー快速おくたま」? にしては幕が違うし,そもそも時間が早いんだけど...
帰宅して確認してみると,わお! 6連の編成がぎりぎり,架線柱にかからずに全部写し撮れていました.偶然ですがラッキー.ピントも問題ありません.1/800・F8.0 ですので編成全体をぴたっと止め,かつ,被写界深度も十分に撮れました.いやぁ,今回は成功です.
で,この列車は何だったのか... 調べてみると,臨時快速「青梅 奥多摩号」でした.初めて見ました (^_^; 色々とラッキーな撮影でした.