ふと気になったので,以前買った,ワールド工芸 オヤ31 建築限界測定用試験車 "おいらん" の矢羽根展開時のサイズを計ってみました.
結果はこのとおり.幅は 2.45cm というところでしょうか.高さは 1.95cm 程度.この矢羽根パーツは車両ボディに差し込む形なので,高さはあくまでもパーツとしての大きさで,実際の高さを示すものではありません (オヤ31 をレールに載せた状態でこの矢羽根パーツを装着して,レール面からの高さを測ることも出来なくはないけれど,かなり面倒ですね... ).一方,幅は測ったこのままでよいはずです.1/150 ですから 150倍すると 367.5cm.
日本大百科全書 (ニッポニカ) の「建築限界」の項によれば,'普通鉄道' (って何だろうと気にはなりますが,特殊鉄道・新幹線鉄道と並ぶ概念のようで,狭軌か標準軌かは関係ないようです) の建築限界の幅は 380.0cm.お〜,ほぼ一致していますね.スケールどおりと言っていいと思います.Nゲージとしての建築限界は 2.53mm ということになります.
車両限界の方は,実物が 300cm ですから,Nゲージではぴったり 2.00cm ですね.
ついでに,この日本大百科全書の画像と重ね合わせてみました (大きさが合うように拡縮していますので,ワールド工芸のこのパーツがスケールどおりであることを示す訳ではありません).こんな感じで,カーブがほぼ一致しており,造形も恐らく本物どおりと思ってよいようです.
残念ながら私の '縮小立川駅レイアウト' は (Nゲージとしての) 建築限界を侵しているか所があります.ここ,どうにか改良してオヤ31 が通過出来るようにしたいんですけれどね...
ところで,この記事を書いているときにワールド工芸のサイトを見に行ったら,"おいらん" は完売になっていました.高かったけれど,やっぱり買っておいてよかったかな...?! 買えないと判ると,余計に欲しくなるものですからね... (苦笑)