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2019年01月14日 (1)

戦前から使われている青梅線の架線柱

青梅線 青梅電気鉄道時代架線柱青梅線 青梅電気鉄道時代架線柱先日図書館で借りた「開館40周年特別展 青梅線開通120周年 図録」に,架線柱の話が載っていました.この架線柱,何でも,戦前の青梅電気鉄道時代に立てられたものが未だに使われているのだとか.
へぇ〜,まったく知りませんでした.Google ストリートビューで探したら,撮影地は羽村市の羽村〜小作間と判明.その後,用事があって乗ったときに観察してみたら,小作〜福生間に 30本くらい,下り線部分のみに立っていることが判りました.

3連休最終日の今日,ちょいと時間がありましたので,見に (撮影に) 行って来ました (この 3連休は,家の用事がたくさんあって,レイアウトルームにはほとんど行けず...).行ってみたら,たくさんありますね... これだけでは特に,貴重なものには見えません (^_^; '1944' という字が書かれた標識がかかっています.これは,この架線柱が立てられた年ではなく,青梅電気鉄道が国有化されたのが 1944/4/1 ですから,その年ですね.
これらは電化された大正12年に立てられたままという噂もあります.90年以上,ここで架線を支え続けているのでしょうか.すげー.

この架線柱,レイアウトに取り入れたいけれども... 既製品はなさそうですね.

9352M 快速「青梅 奥多摩号」
9352M 快速「青梅 奥多摩号」
撮影: 2019.01.14 14:09
青梅線羽村〜福生間

架線柱を撮影しながら,通過する上り列車をこの架線柱と一緒に写し込もうと,何となく待ちます.最大でも 15分待てば来ますから,短い間にシャッターチャンスは複数回あるので楽です.
おっ,早速来ました.先ほど,ここに来る途中に上り電車が通りましたのでこの時間帯にしては間隔が短いような... カメラを構えてタイミング待ちます.ん?「快速」幕です.んっ? もしかしてこれ,6連? やや動揺しますが連写.見送りながら,やっぱり出ている「快速」幕を確認.こんなの,出てたかなぁ? 「ホリデー快速おくたま」? にしては幕が違うし,そもそも時間が早いんだけど...
帰宅して確認してみると,わお! 6連の編成がぎりぎり,架線柱にかからずに全部写し撮れていました.偶然ですがラッキー.ピントも問題ありません.1/800・F8.0 ですので編成全体をぴたっと止め,かつ,被写界深度も十分に撮れました.いやぁ,今回は成功です.
で,この列車は何だったのか... 調べてみると,臨時快速「青梅 奥多摩号」でした.初めて見ました (^_^; 色々とラッキーな撮影でした.

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2019年01月12日 (6)

KATO 23-571・23-573 コンテナ 10個増備

縮小立川駅レイアウト貨物ヤード付近昨年末にコキ107 を 4両も揃えてしまった結果,載せるコンテナが足らないという事態に陥りました.しょうがないのでコンテナを増備しようと,KATO 23-571・23-573 を 1セットずつ購入しました.これら,人気のようで品薄になっており,定価以下で買える店ではすべて在庫なし.. 仕方なく,定価+送料での入手となりました.
TOMIX の 19D コンテナならば在庫があるのですが既に持っているので,同じ番号ばかりになっても... と言うことで,せっかくならこの機会にと KATO コンテナを導入です.

5個入りを 2セット,10個買いましたので,合計で 28個となり,立川を走る貨物列車に連結されている最大 4両のコキすべてにコンテナを載せ,さらにヤードにもそれなりの数を置くことが出来るようになり,賑やかになりました.
本当は立川駅の国立方にある引き上げ線のところを貨物ヤードっぽく使っていて,今までここにはコキ35000 を置いていました.そこをコキ107 2両に変更し,それぞれにコンテナを載せるようにしました.

これまでコンテナは TOMIX のばかり買っていました (特に意識して買っていた訳ではないのですが,入手が容易だったから?).最近知ったのですが,KATO のはスケールがおかしく,コキに載せるとすき間が空くというシロモノだったようです... それが今回発売された 23-571・573 からはサイズが変わったようで,公式サイトでは:

コンテナのサイズを見直し、貨車への積載時に隣りとのコンテナの隙間が狭くなり、よりリアルな状態を再現。ツメの位置や構造などは既存製品を踏襲。

などと書いています.ダサ過ぎる... (;´Д`)ま,それならってことで今回は KATO をチョイスしました.

さてその KATO コンテナ,TOMIX のと並べるとわずかにサイズ・色は違いますが,違和感はありませんね.むしろ,扉部分が黄色く塗装されているとか,底面が抜けていないとか,KATO の方が作り込みがよい点も多いように思えます.せっかくなので比較出来るよう,3方向それぞれの画像を載せておきます.

KATO 23-571
19Dコンテナ (新塗装)
TOMIX 3153
19D-42000形 コンテナ
正面 KATO 23-571 19Dコンテナ (新塗装) TOMIX 3153 JR 19D-42000形コンテナ
側面 KATO 23-571 19Dコンテナ (新塗装) TOMIX 3153 JR 19D-42000形コンテナ
底面 KATO 23-571 19Dコンテナ (新塗装) TOMIX 3153 JR 19D-42000形コンテナ

ここまでの支出額 ¥1,787,370
今回の買い物
  • KATO 23-571 19Dコンテナ (新塗装) 5個入 ¥1,338
  • KATO 23-573 19Dコンテナ (旧塗装) 5個入 ¥1,338
   
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2019年01月10日 (4)

鉄道ファン 2019年1月号・j train 2019 Winter

鉄道ファン 2019年1月号j train 2019年1月号そういえば,昨年のうちに買っていた 2冊の鉄道雑誌を,ようやく読みました.いずれも 2019年 1月号で,付録のカレンダーが目当てです.昨年 (一昨年かな),ふと思い立って鉄道雑誌を大量に買い込み,毎号買うべきものがないかをチェックしました.そのときはたまたま 1月号が中心だったので,カレンダーが付いているものが何誌かあり役立ったので,今年も買ったという訳です.よって,内容にはまったく期待していません (^_^;

鉄道ファンのカレンダーはいい感じです.昨年は,鉄道ダイヤ情報の付録カレンダーを嫁さん実家のレイアウトルームに貼っていたのですが,今年はこの鉄道ファンのカレンダーを貼ることにしました.
本誌の内容はと言いますと,特集が「ヨンサントオを振り返る 後編」で,懐古趣味ばりばり... いまいち過ぎます.ま,戦後の中央線を私の '縮小立川駅レイアウト' で再現するのに残り少ない足らない列車,キハ58「アルプス」が載っていて,キロ58 はグリーン帯付きだったことが確認出来たり,「旧型国電ガイド70系」で中央東線での状況が確認出来たり,「プレイバック・展望館」という連載で取り上げられているのが八高線で,立川まで直通運転されていたことがある 103系 3000・3500番台が載っていたりと,それ以外の記事はいくつか参考になるものがあって助かりましたが.

j train のカレンダーは "EF65P の時代" と題されたモノクロのもの.ん〜,EF65 は PF が好きなんだよね... しかもモノクロっていまいち.これは要りませんでした...
本誌の巻頭は「平成30年 7月豪雨・台風24号 山陽本線不通 検証・迂回貨物列車」.私が好きな DD51 がわんさか載った特集,しかも,この応援に出た DD51 857・1802・1804号機の 3機はいずれも,撮影したことがあるもので,これも貴重な記録です.ふだん,四日市近辺で長短距離仕業だけとなってしまっている愛知機関区の DD51.こんなロングランをしていたのですから,撮りに行けたらよかったなぁ...
特集は「交直流電気機関車 EF81」.1度,「富士/はやぶさ」に乗って,関門間を EF81-413 による牽引を体験しただけですが,圧倒的な情報量の特集,読み応えがあります.

2冊で ¥3,000 近く出した訳ですが,これなら素直に,気に入ったデザインのカレンダーを買えばよかったのではないかと思ったりもして... (^_^; 来年どうするかは要検討,かな.


今回の支出額 ¥2,789
今回の買い物
  • 鉄道ファン 2019年1月号 ¥1,139
  • j train 2019年1月号 (2019 Winter) ¥1,650
 
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鉄道
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2019年01月09日 (3)

欲しい車両リスト・2019年初春

立川駅で見られる車両でまだ揃えていないものを一応リストアップしてみました.昨年 9月末の最終 update からまだ 3か月ちょっとですが,かなり保有台数が増えたり,発売が発表されて注文中のものもあり,状況が大きく変化しましたので,それらを反映した更新です.購入対象となる車両がいよいよ減って来て,ついに 3つだけになりました.

まずは定期運用されているものから.立川駅を発着している,中央 (武蔵野・東北本) 線・青梅 (五日市・八高) 線・南武線で走っている定期列車は,例えば E231系・209系の両方が使われている場合,どちらかひとつは保有しているという状態で,一昨年夏の時点で,ひととおり買い揃え済みです.

立川駅定期運用車両 (未入手分のみ)

形式メーカー名型番製品名 定価実勢価格
中央本線 (中央東線)
211系TOMIX92887 JR 211-0系近郊電車 (長野色) セット 17,712
武蔵野線
E231系TOMIX98649 JR E231-0系通勤電車 (武蔵野線) セット 22,68016,172

南武線は E233系 8000番台はもちろん,既に走っていない 101系 (製品としては総武線ですが)・103系205系 0番台1200番台209系も持っています.細かいバリエーションを言い出せば,KATO 10-493 や鉄道コレクションで出ている 205系 1200番台など,製品化されていても持っていないものもありますが,過去の車両ですから,気にしないことにします (笑).旧国も,クモハ4072系・73系を持っています.
実車には 1編成 (横ナハ N36編成) しかない E233系 8500番台はさすがに製品化されていませんね.鉄コレで出ないかな? 出たら割高でも買っちゃうでしょうね.

中央線・青梅線も同様に,E233系 0番台H編成T編成いずれも持っています.青編成は Nゲージ化されていませんが,標記が H編成と違うだけなので無視してよいでしょう.H編成の基本セットを 2本持っているので,1本を青編成タイプとして扱ってもよいですし.
既に走っていない 101系103系201系も持っていますので問題なしです.旧国は南武線と共通ですね.
昨秋,ビッグニュースがありました.常磐線で使われていた 209系 1000番台が,一時的に (?) オレンジバーミリオン帯となって豊田車両センターに転属して来ています.まだ運用に就いていないようですが,走り始めたら撮りに行かないと... 製品化はされるでしょうか? 鉄コレでもいいので,出して欲しいところです.

中央東線の優等列車 (かいじ・あずさ・ライナー,成田エクスプレス) で使われているのは E353系E257系 0番台E259系.E353系は今年発売されるのでまだ手許にはありませんが予約済みで,揃っています.現在唯一残っている 189系である N102編成は,これまでは臨時列車でばしば入線していましたが,そろそろ引退しそうです.これも持っています.
過去に走っていた電車だと,「あずさ」などに使われた 181系183系0番台1000番台189系M50M51M52E351系を持っています.「成田エクスプレス」用の 253系,「アルプス」などの急行で使われていた 165系湘南色も持っています.
電車であと持っていないのは 165/169系三鷹色くらいでしょうかね... 三鷹色は TOMIX からしか出ていないようですね.それにこの色,好きじゃないしな... たぶん買わないでしょう.そもそもこの 165/165系三鷹色は波動輸送用だったようで,定期列車用車両としては除外してもいいのかも知れません.

松本・甲府方面の普通電車 ('中電') に使われている 211系は,2000番台を既に持っているほか,今年発売される 3000番台も予約済みです.
残るは 0番台で,立川駅を発着する定期旅客列車で使われている近郊型車両は 211系だけなので,近郊型らしくセミクロスシート車 (0番台・1000番台) を揃えたいのですが.0番台は TOMIX からしか製品化されておらず,食指が動きません.1000番台は Nゲージ化されていないようですね.
既に走っていない 115系横須賀色長野色も持っています.そのさらに前の 70系も持っています.70系と前後して使われていた 80系は応援としての運用だけだったのかも知れませんが,未収集です.

武蔵野線経由で大宮に直通する「むさしの号」は 205系205系「メルヘン顔」209系 500番台の 3種類を既に持っていて,あとは E231系 0番台のみですが,これも TOMIX でしか製品化されていないので,ためらいます.KATO からは中央・総武緩行線用の E231系 0番台が今度発売されますから,カラーバリエーションとしてこちらも発売されるのではないかと期待しています.が,これから優勢になって来るかも知れない E231系ではありますが,1日に最大 3.5往復しかない「むさしの号」を本当に 4編成も揃えるべきなのかと考えると躊躇します...
「むさしの号」で過去に使われた車両まで集める気はさすがにありませんが,165169系湘南色三鷹色115系横須賀色湘南色183189系201系「四季彩」だそうで,ほとんど揃っている (or 中央東線普通列車として集めれば同時に集まる) 気もします.

中央・総武線緩行線は 209系 500番台E231系 500番台を持っていて,残るは E231系 0番台だけです.これも,これまで TOMIX からだけ製品化されていましたが,KATO からの発売が確定し,予約済みです.「むさしの号」同様に,1日最大 2本 (かつ平日は終着列車として立川に来るだけ) しかないのに,3編成も揃えてどうするんだという気がします (^_^; しかも,同じ E231系なので既に持っている 500番台と外観があまり変わらないんですよね.なお,209系 500番台は最近,全ての編成が運用離脱したようです.
過去の車両は 101系103系201系を持っていて,新性能電車以降で持っていないのは 205系のみでしょうか.

なお,ひょんなことから,1996/3/16〜1999/11 の 3年半,八高線が拝島から立川まで乗り入れていたことに気付いてしまいました.ウグイス色の 103系 3000番台・3500番台が使われていたようです.'過去に立川駅で見られた車両' がまた増えてしまいました (しかも定期旅客列車です) が,過去の一時期ということで,鉄コレと,ホビーセンターカトーオリジナル商品として製品化されているようですが,収集対象からは外してよいかなとは思います...

通勤・中距離電車
線区名72・73系101系103系201系205系209系E231系E233系70系115系211系
南武線
中央・青梅線 --
中央本 (東) 線
むさしの号 ×
中央・総武緩行線×
優等列車
線区名181系183系189系253系E257系E259系E351系E353系165系
中央本 (東) 線 
×: 持っていない
--: Nゲージ化されていない
−: 運用なし

こうやってまとめてみるとすごいですね... 新性能電車以降の,南武線・中央線・青梅線・総武線・武蔵野線を走ったすべての系列が製品化されています (中央線(・青梅線?) 用の 209系 1000番台は製品化されるとしてもこれからでしょうから).そりゃ,集めたくなるワケだ (^_^;

という訳で,バリエーションにこだわらなければ,2017年夏に買った 211系 2000番台をもって,現在,立川駅を発着する定期列車を再現出来る車両を既にすべて揃え終わっています.
「系列」をすべて揃えるとしたら,武蔵野線の E231系 0番台の 1本だけが残っていることになりますね.「番台」までコンプリートするならば,中央東線の 211系の 0番台も加わって合計 2本です.E231系 0番台は上記のように KATO からの製品化を期待して待ちます.211系 0番台が KATO から発売される確率は低そうですが,これはまぁいいかな... TOMIX の 211系 0番台を買っても,今持っている KATO の 211系 1000番台とは連結出来ません.211系は番台関係なく併結されていることもあり,どうせなら再現させたいので,連結出来ない TOMIX 製はちょっと嫌ですね... それに TOMIX の車両は,車番のインレタ貼付が必要ですし,アーノルドカプラーですから,手間がかかり過ぎるのもいまいちですし.

E231系0番台
E331系0番台
撮影: 立川駅 4番線
2018/08/18 19:51
211系 0番台
211系0番台
撮影: 立川駅 5番線
2017/04/01 19:25

貨物列車をここに含めるべきかは微妙な感じですが,EH200EF210 と,それらに牽引されるタキ1000コキ107 は既に持っています.
ほかにコキ106タキ43000 も使われていますが,これらは持っていません.また,タキ1000 は私が持っている日本石油輸送色以外に日本オイルターミナル色もありますが,まぁそこまでは凝らないでおきましょう...

立川駅臨時運用車両

お次は臨時列車で運用されているもの.こちらも,KATO の四季島を購入して,ここ最近,立川駅を発着・通過する臨時旅客列車で使われる車両はすべて収集済みです.

旅客列車ではなく事業用車両ですが,MUE-Train だけが未だ撮影も出来ていませんし,模型も持っていません.MicroAce から 'タイプ' ですが製品化されていますが,中古市場では高騰していて,事実上入手不可能かも知れません.お金さえ出せば模型は入手出来ても,撮影は極めて難しそうです.困った.

形式メーカー名型番製品名定価実勢価格
209系「MUE-Train」MicroAceA7654 209系多目的試験車「MUE-Train」タイプ7両セット 28,188

253系 1000番台485系「リゾートやまどり」485系「宴」が不定期に現在でも立川駅に入線していますが,Nゲージ化はされていないようです (ほっ).

253系 1000番台
253系
撮影: 立川駅 3番線
2017/04/08 08:09
485系「リゾートやまどり」
485系「リゾートやまどり」
撮影: 立川駅 3番線
2018/07/15 18:25
485系「宴」
485系「宴」
撮影: 立川駅 3番線
2017/09/10 19:37

臨時列車として過去に入線したことはある車両としては,上記以外にも 485系「きらきらうえつ」「リゾートエクスプレスゆう」など,多数の形式の入線記録がありますが,現在は入線しなくなっていたり,既に廃車になったものも多いので,Nゲージ化されていてもいったん収集対象外としておきます.これらの車両は撮影も未ですし.

逆に,既に Nゲージで持っている車両のうち現在も (不定期であっても) 走っていて未撮影なのは,特別車両だけですかね.

   
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2019年01月08日 (2)

開館40周年特別展 青梅線開通120周年 図録

開館40周年特別展 青梅線開通120周年 図録2014年秋,青梅市郷土博物館が「青梅線開通 120周年」という特別展を実施していたことをたまたま知りました.この特別展の図録も発行されていたようです (定価 ¥1,500).増刷するほどの人気だったようで,当然ながら既に売り切れています.ヤフオク!などで探してみましたが,割高な価格で出しているものしかなく,読めないままでいました.
ふだん活用していないと思い付かないもので,青梅線沿線に住んでいるのだからと検索してみたら,あっさり (^_^; 住んでいる市の図書館でも持っており,借りることも可能でした.まずは図書館,という発想にならないのはヤバいな... 当然ながら青梅市の図書館だと,分館含め相当数所蔵しているようです.

ヤフオク!で買うとしてもまずは内容を確認してからと思い,早速借りて来ました.私が知りたかった新性能電車以降の運行記録については,「Ⅺ 戦後の青梅線」という章のうち,「8 電車の新性能化」節 (98〜99p) でわずか十数行触れられているだけでした.……よく考えると,そりゃそうか,これは「図録」であって「記念誌」ではなかったですね,いやはや.101系・103系・201系・E233 系の具体的な運行開始・終了日を,博物館が出している資料で確定させたかったのですけれどね.

しかしながら,「青梅線年表」の 107p には,

西暦 元号 事  項
2007平成1911 5E233系電車運用開始

とありますが,各種資料や JR 東日本八王子支社の 2006/12/1 付プレスリリースを見ても,2016/12/26 の誤りなことは明らかです.うーむ,博物館の刊行物とはいえ,いまいちですな.博物館の展示ですから資料が中心となるのは考えてみれば当然で,私が期待した 101系・103系・201系の色々な写真がたくさん展示されている訳もなく,図録も同じでした.そういう目的のためにプレミア価格で買うほどのものでは残念ながらありません.

開館40周年特別展 青梅線開通120周年 図録鉄道とは関係ないことで面白かったのは,「砂利運送後払運賃報告書」なる大正 12年の書類.

一般的に,戦前までは日本語を横組みしたとき右書き (右から左へ) し,戦後になって現在のような左書きになった,と理解されていることが多いかと思います.私もそう思っていました.父親の実家の,戦前に作られた墓には家名が横書きになっている部分があり,「道鉄」のように右書きになっています.小学生のころそれを見てびっくりした覚えがあります.が,最近,当時のそうした文字は「右 (横) 書き」したのではなく,単に 1文字ずつ「縦書き」しただけだと知りました.すなわち,横書きという概念はなく,縦書きで 1文字書いただけでスペースが尽きてしまったので次の行,すなわちその左に移っただけ,なんだそうです.すなわち,戦前は縦書きだけが (主に) 存在し,日本語の横書きは存在しなかった,という訳です.
ところがこの資料,「後拂報告書」とか「小作驛」「大正12年1月29日」など,すべて左書きです.大正時代ですから縦書きでもよいと思うのですがなぜか横書き.数字がたくさん書かれる書類ですから,右書きはありえません.当然,左書きなんです.こんな風に当時は,左書き・(実質的な) 右書きが混在していたのですね.というか,この書類のように横書きは今と同じ右書き,通常は縦書きで,看板のような横長のものは縦書きの延長としてたまたま右書きに見える状態,だったのですね.

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